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刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 31843 位
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| 参考価格: | ¥ 620 (消費税込)
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飽きのこないシリーズ三作目
妻ゆきとの平穏な日々も束の間、青江又八郎は再び密命を帯びて三度脱藩、再び江戸へ赴く。
藩転覆を阻止するため敵を探すが、やはり路銀は多くなく、用心棒家業を勤めながらとなる。
女嗅足の佐知との惹かれ合う想い、同じ用心棒家業の細谷源太夫、米坂八内との悲喜を通じて江戸の市井が目の前に広がる。
シリーズ三作目で前二作と同様藤沢周平の世界を存分に楽しめる作品。
佐知の魅力に読者も作者も...
「用心棒日月抄シリーズ」第三作。初作では完全な脇役、第二作では準主役だった佐知が、本作では青江又八郎と並ぶ主役と言っても良い程スポットライトを浴びる作品。
青江の藩のお庭番と言って良い「嗅足組」。その頭領の娘が佐知だ。藩を影から操ろうとする、現藩主の伯父は自身の権力増強を図るため「嗅足組」を潰す目的で五人の刺客を江戸に放つ。このため、青江は又々脱藩し江戸で用心棒稼業を始める。勿論、江戸で青江と佐知は邂逅する。まるで佐知のために用意されたかのような物語設定である。口入屋吉蔵の狸親父ぶり、細谷の自堕落だがどこか憎めないおトボケぶりも健在である。だが、前二作に比べ、市井の人情を描く度合いは減って、青江(+佐知)vs刺客の凄まじい対決、青江と佐知の濃密な色模様に焦点が当てられる。読者が佐知に魅力を感じるように、作者も書くうちに佐知に情が移ったのではあるまいか。物語の終盤で、細谷の仕官が決まるという目出度い話も出る。藩へ戻る青江と佐知の別れのシーンは切ない情感に溢れている。そして、青江が藩に戻ってから最終対決...。
時代小説の面白さのエッセンスを凝縮した、藤沢作品を代表する傑作。
対決場面の描写は傑作!
放たれる5人の刺客。とうとう明らかになるお家騒動の全貌。3度脱藩の憂き目を
みて江戸に舞い戻る又八郎。用心棒家業で生計を立てつつ刺客をひとりまたひとり
屠っていく・・・前作を遥かに凌駕するスケールで物語りは進行する。
5人の刺客は流派がそれぞれ異なる達人揃い。乱戦あり、一騎打ちあり。作者の
斬り合い描写の妙はまずます冴え、刺客との対決場面では息をもつかせぬ動きの
連続。自分がそこに立ち会っているような、眩暈を感じるほどの緊張感と現実感を
味わうことが出来る。読後の充実感が実に心地よい一書であった。
佐知との慕情にウェイトを置いた人気シリーズの第3作です
用心棒日月抄シリーズの第3作です。今作では、現藩主の異母兄が藩主たらんとすべく、前作で又八郎を助けた佐知が統率する嗅足組壊滅に向け、5人の刺客を江戸に放ったことがわかり、異母兄と対立する藩上層部は、再び又八郎を江戸に向かわせます。もちろん藩存亡にかかわる隠密事だけに、又八郎は脱藩の形を取らされ、再び口入屋吉蔵の斡旋により、細谷たちと用心棒稼業で日銭を稼ぐ羽目になります。 第1、2作同様の用心棒稼業における細谷や吉蔵との交わりを描いたユーモア性と、刺客との対決におけるエンターテイメント性に加え、佐知との慕情が強く打ち出されているのが今作の特徴でしょうか。何れにしても、読み始めたら、止まらないシリーズです。
いにしえの日本、つつましい愛のカタチを見た
現代に生きる私たちには巡り会うことのむずかしい、誠の愛の姿を見ることが出来る作品。男臭さがにじみ出る主人公が「悪」を次々と倒すヒーロー小説でありながら、一方では生活感や時代の厳しさを、見事なまでの具体性をもって、再現した作者の筆力に圧倒される。素晴らしい時代小説である。
新潮社
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) 孤剣―用心棒日月抄 (新潮文庫) 用心棒日月抄 (新潮文庫) よろずや平四郎活人剣〈下〉 (文春文庫) よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫)
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