日本最高のアニメ!!
日本には色々良いアニメがあるが,その中でも群を抜いた素晴らしい作品だ。特にオトコの生き様を見事に描いている。このパート2は力石との激闘後を描いているが,私的にはこちらのパート2の方が好きだ。次々に降りかかってくる課題に敢然と立ち向かう男・矢吹丈。長く生きようと短く生きようとそれは大した意味は無く,どちらにせよ「死ぬまで前進あるのみ」で,死ぬまで,生きて生きて行き抜く事の貴重さ・大切さをものの見事に描いている。闘って闘って,倒した相手の分まで更なる高みに向かって戦い抜くジョーの生き様はオトコの生き方をものの見事に表している。
ジョーの生き様。
単なるスポ根アニメに終わらない至高の人間ドラマを凝集した、世界チャンピオン:ホセ・メンドーサとの死闘を中心に展開するVOL.8。”右目がよ・・・、右目が・・・、もうほとんど見えねぇんだ”視力の低下をホセに見破られて一気に劣勢に陥ったジョーは、コークスクリューパンチを雨のように浴び続ける。それでも半ば無意識のような状態で必死に食い下がるジョー。ここらへんから私の涙腺は蛇口を全開にした水道のようになっている。この最後の死闘は、私にとっては単なるフィクションの世界ではなくなっています。実話以上の説得力と感動を見るモノにもたらす不朽の人間ドラマです。
原作を解釈するということ
この名作について、とりわけアニメ版の素晴らしさの一つを取り上げて、述べてみたいと思います。
最終戦、ホセ・メンドーサとの対戦中のことです。それまで、チャンピオン・ホセの鉄壁のディフェンスに阻まれて、まったく手が出なかったジョーが、4Rでしょうか、パンチ・ドランカー症状を悪化させ、右目が霞みはじめます。しかし、これが功を奏し、なんとホセの紙一重かわしのディフェンスを破ります。右目の視力が低下したことにより、距離感がつかめなくなったジョーが、半ばやみくもにパンチを出した結果、パンチの矛先が微妙にずれて、ギリギリでよけていたホセの顔面にヒットし始めたのです。
言うなれば、まぐれで起こった好運です。行き当たりばったりです。原作では、これ以上のことは、描かれておりません。しかし、アニメ版では、この行き当たりばったりのまぐれで起こった善戦に、この上ない説得力を与えます。
ジョーの幼い頃の、孤児としての放浪生活を、少し前から挿入していたアニメスタッフは、この偶然の出来事が起こった際、ジョーにこう言わせるのです。
「見ろぉ、何とかなったじゃねぇかよ。何とかなっちまうもんさ、ほんとによ。先のことなんか、さっぱり分からなくったって、どうにか格好はついちまうもんさ。俺は今までこうやってやってきたんだ。どんなときも、一人でよ。」
そうなのです。もともとジョーは、行く当てもない、どうなるかも全然分からない一人旅を、物心ついたときから続けていたのです。行き当たりばったりへの信頼感が、彼の生き様だったのです。
私は、このシーンを見て、アニメスタッフの原作に対する解釈力の凄さに感心せざるを得ませんでした。原作での単なるまぐれの展開を、主人公の人生観という理由でもって、必然の展開に変え、主人公の生き様を、説得力に満ちた形で描いて見せたのです。実に、見事です。
これは、監督の出崎統さんが、絵コンテで入れたものでしょうか。私は、多分そうだと思っています。アニメ版パート1が原作に追いついてしまったため、中途で終了してしまい、やり残しの気持ちが、スタッフにはあったでしょう。しかし、原作終了から、パート2開始まで、たっぷりとした時間を与えられていたスタッフは、これほどまでに原作から、厚みのある解釈を深めていたのです。
この作品のよさは、これだけに尽きません。人の気持ちの温かさ、誠実さ、真剣な生き様が、フィルムの端々に表れております。
私は、『家なき子』も好きです。しかし、『あしたのジョー2』は、それとは別な意味で、出崎統監督の最高傑作です。
燃えカスなんか残りゃしない。
紀ちゃん。紀ちゃんの言う青春を謳歌するってこととはちょいと違うかも知れないが、俺は俺なりに今まで燃えるような充実感を何度も味わってきたよ。血だらけのリングの上でさ。 ブスブスとそこらにある見てくれだけの不完全燃焼とはわけが違う。ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどに真っ赤に燃え上がるんだ。 そして―後には真っ白な灰だけが残る。 燃えカスなんか残りゃしない。真っ白な、灰だけだ。 第7ラウンド終了後、歴然とした実力差を見せ付けられ半死半生のジョーに、段平おっつぁんは棄権を促す。しかしジョーはそれを拒否する。 「いや、ダメだよおっつぁん。俺ァ・・・まだ真っ白になってねぇ」 この直後から始まる回想シーンを上記に書き記したわけですが、この時のBGMの「口笛」が恐ろしいほど情景とマッチしていて鳥肌が立ちます。このシーンだけでも100回以上巻き戻して見ちゃいました(笑)。おかげで台詞も完璧に覚え、気分が乗らないときなど一人で「ブスブスとそこらにある・・・・」などと呟きテンションを高めています(苦笑)。 それはさておき、私はこのDVDに収録されている第46話「凄絶・・・果てしなき死闘」を見て「あしたのジョー」にハマったわけですが、未だに初めて見た時の感動を思い出します。 そんじょそこいらの百万語のべたついた友情ごっこに勝る男と男の魂の語らいを見たい方はぜひ見ましょう(笑)
コロムビアミュージックエンタテインメント
あしたのジョー2 VOL.6 [DVD] あしたのジョー2 Vol.1 [DVD] あしたのジョー2 VOL.3 [DVD] あしたのジョー2 VOL.4 [DVD] あしたのジョー 劇場版 <デジタル・リマスター版> メモリアルDVD-BOX (5,000セット完全限定生産)
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